NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」を初回から見させていただいてるのですが、ヒロインの子供時代を演じる子役の浅田芭路ちゃんの名演技やベテラン高畑淳子さんのテレビの前に釘付けにするような演技、そして母・めぐみを演じる永作博美さんの圧巻の演技、本当の東大阪のベテラン職人さんのように笠巻さんを演じる古舘寛治さんなど、素晴らしい俳優陣でのドラマだと思って見ています。
そこに、株式会社IWAKURAが新工場になってから登場した事務員の山田紗江を演じる大浦千佳(おおうら・ちか)さん。
この山田さんが社長の娘の舞ちゃんに対して、嫌味を言う言う。
朝からテレビを見ていてもムカムカするくらいで、とにかく嫌味ったらしく言うセリフにテレビの前で憤慨してた方も多かったのではないでしょうか。
社員のリストラの話が出た時には、誰もがまず頭に浮かんだと思いますが、なぜかリストラされずに残ったことに、なぜ?と思う方もおられたでしょうね。
舞ちゃんが昼の休憩で肩をほぐしてると「そんなにしんどいですか?私、頑張ったぁっちゅうアピールかと思いました」
二日酔いで頭が痛いという山田さんに、舞ちゃんが「スポーツドリンク買ってきましょか?」と心配すると「私にゴマする必要ありませんよ。どうせ短い付き合いやし」「一人だけ救命胴衣着てはんのに」
「あ~ぁ無駄に張り切ってはるわ」とめぐみさんに聞こえるように言ったり。
「お嬢さん彼氏いてはります?そんだけ素直やったらモテるやろな」
「転造加工と切削加工の違いわかりますか?」と聞かれて「わかりませ~ん」
「お嬢さんて要領悪いですよね」
「で、言われっぱなしで帰ってきたんですか」
と、まぁ社長の娘にようこんだけイケず言えるなぁと思いながら見ていましたが、ここまで嫌なヤツと思わせるのは俳優さんとしての演技力の高さなんでしょうね。
この独特のキャラクターを好演している大浦千佳さんは1988年生まれで大阪府出身で合気道三段。舞台を中心に活躍されていて、株式会社nora所属・劇団チーズtheater所属。舞台「海と日傘」(1月25日~29日、下北沢駅前劇場)では、昭和の長崎を舞台にしたお芝居に出られるようです。
<映画>#散歩時間 〜その日を待ちながら〜にも出演されていました.
これだけ、嫌味を言い続けていた山田さんが、舞ちゃんが初めて仕事を獲れるかもしれないと飛び出して行った時に書いた、ホワイトボードの「営業!」の文字に皆さんが胸を熱くしたんですよね。
ほんとにこのドラマは、お芝居の上手い俳優さん揃いですね。
来週からは4年後に話が飛ぶようで、山田さんはまだいてるのかが話題になってるようですので、それも楽しみにしたいと思っています。

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