M-1 18代目王者はウエストランド | ポンタ監督ブログ

M-1 18代目王者はウエストランド

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史上最多の7261組から勝ち抜いた9組と敗者復活で勝ち上がったオズワルトの計10組で行われた決勝の舞台。

ファイナルステージには、ウエストランド、ロングコートダディ、さや香の3組の戦いになり、ウエストランドが審査員7人中6票を獲得し初優勝を飾りました。

所属事務所は爆笑問題が所属するタイタンから初めてのM-1王者が誕生で、マヂカルラブリー、錦鯉に次いで、3年連続で関西弁でないコンビの優勝となりました。

ウエストランドは、岡山県津山市の出身で中学、高校の同級生、井口浩之(いぐち・ひろゆき)、河本太(こうもと・ふとし)のコンビでM-1決勝は2020年に次いで2回目の出場で、見事王者に輝きました。

1本目のロングコートダディのコント仕立てのネタ、さや香の切れ味抜群のしゃべくり漫才が、会場の爆笑を誘っていましたし、この2組が有力かなと思って見ていたところに、最後に登場したのが、毒舌漫才のウエストランド。

このウエストランドが最後に3位に滑り込み最終決戦に進出しましたが、その1本目終わりに審査員の落語家立川志らく氏が「今の時代は人を傷つけてはいけない時代なんです。それが人を傷つけまくるでしょ。だから、あなた方がスターになってくれれば時代が変わる。本来、笑いというのはそういうもの。毒があるのが面白いので、これが王道になってほしいという願いも込めて、98点にしました」とコメントし、今の時代に対してこのコメントが凄く突き刺さった感じがしました。

私個人的には、M-1だけに正統派のしゃべくり漫才で会場の爆笑を取っていた、5年ぶり2度目の決勝進出のさや香が勝てるかなと思いながら見ていましたし、審査員もこれが好みではないかなと思っていただけに、ウエストランドの圧勝には正直驚きがありました。

でも、志らく氏が仰ってたように炎上を怖がって本当に思っていることを口に出来ない今の時代への反発がみんなの心の中にあって、それを漫才で代弁しているウエストランドのネタに共感する方が多かった結果が優勝に繋がった気がしました。

笑いのカリスマ、ダウンタウンの松本人志氏も「こんな窮屈な時代なんですが、キャラクターとテクニックさえあれば、こんな毒舌漫才もまだまだ受け入れられるというすごい夢を感じましたね。素晴らしかったです」と語っていますし、今の時代だからこそ、この毒舌漫才により磨きをかけてSNSに負けないで、みんなが心の中で思っていることを代弁してくれる痛快な漫才として、これからも突き抜けて欲しいと思ってます。


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