来週は、ヒロイン舞ちゃんの幼なじみの赤楚衛二さん演じる、貴司くん「長山短歌賞」を受賞するという話が出てきます。
これまでに出てきた貴司くんの詠んだ短歌をご紹介します。
番組の中で登場した貴司くんの短歌
会社を辞めた貴司が五島で詠んだ歌で、貴司を探しにきた舞と久留美に見せたのが、
「星たちの光あつめて見えてきたこの道をいく明日(あした)の僕は」
帯広の航空学校で奮闘する舞に貴司が送ったハガキに書かれていた歌が、
「トビウオが飛ぶとき他の魚(うお)は知る水の外にも世界があると」
航空学校の内定を辞退してIWAKURAで働き始めた舞に貴司が贈った歌が、
「君が行く新たな道を照らすよう千億の星に頼んでおいた」
新聞に掲載された貴司の短歌五首
陽(ひ)だまりの方へ寝返りうつように昆布は水にひらいていった
幾たびか咳に目覚めて対岸の灯(ひ)恋うように朝を待ってる
暗躍のどこで鳴いてる三毛猫よ白い部分手がかりに捜す
落ち込んで立ち直るまでの僕の歌パラパラマンガのように眺める
麻酔から覚める心地で見分けゆく雨に揺れる葉、風に揺れる葉
舞ちゃんの心を潤す貴司くんの短歌
舞ちゃんの幼なじみ・貴司くんは古書店「デラシネ」の店主・八木巌に勧められて、短歌を詠み始めたのですが、
この貴司の短歌は、このドラマの脚本家であり、歌人でもある桑原亮子さんの作品だそうです。
桑原さんは、貴司が影響を受けたであろう歌人として、斎藤茂吉、佐藤佐太郎、安永蕗子、山崎放代、土屋文明、
の名前を挙げられています。
この中でも、特に佐藤佐太郎の歌論書を強く受けている設定だそうです。
短歌以外にも沁みる貴司くんのセリフ
短歌以外にも、貴司くんのセリフには、五島にやってきた舞ちゃんのいつもの様子に気付いて、舞ちゃんにかけた言葉の
「舞ちゃんは自分の気持ち、ちゃんと言えてる?」
「心ってな・・・重い荷物載せすぎたら、飛ばれへんようになることもあんねんで」
会社を辞め行方の分からなかった貴司くんが、一人五島にいた大瀬崎灯台まで会いに来た舞ちゃんと久留美ちゃんに話した言葉。
「ただの闇やと思てた空に、こんなぎょうさん星があったんやなて・・・。」
「今まで、狭い世界しか見えてなかったんやな・・・」などもあります。
新鋭歌人として注目されるようになっていく貴司くんの今後も楽しみです。
そして、舞ちゃんとの仲もどうなるのか気になりますね。

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