朝の忙しい時間の15分の手を止めさせるNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」
きのうの放送で、一度は会社を畳むことを決めためぐみさんが、従業員たちが朝早くから出勤し、機械を手入れする従業員の姿や、信用金庫の人が視察に来た際の活気のある職場を見て、「舞。お母ちゃん、間違うてた。会社、潰せへん。続ける」と決意しためぐみさん。
「IWAKURA、続けたいと思てます。私が社長になります」というめぐみさんに対して、冷血は態度と表情で「経営っちゅうのは、付け焼き刃の知識でできるようなもんやありません。はっきり申し上げて無謀ですわ」と言い放つ信用金庫の支店長。
担当の大西氏が「僕は奥さんやったら社長が務まるんやないかと思います」と助け船を出すも「当面の運転資金はどうされるんです?当金庫では、これ以上融資の返済を待つことはできません。資金の当てはあるんでしょうか?」という支店長に対し、「主人の生命保険のお金を充てるつもりです」と証書を差し出すと、「そこまでの覚悟がおありですか」と言いながら証書の内容を確認した支店長。
中身を見て、継続を認めるも「一刻も早く、給与削減、人員整理等に取り組んでいただき、経営計画を提出してください」と条件をつけ、それに対してめぐみさんは「分かりました」と返事をしてスタートしたきょうのドラマ。
従業員全員の前で、「IWAKURAの身売りはやめました。私が経営を引き継ぎます」と宣言すると、「奥さんが経営って、そらむちゃやわ」とか「これ以上赤字が膨らんだらリストラされる人、出てくんのとちゃいますの?」とか「社長はリストラだけはせえへんと頑張ってきた」とか「社長の意志はどうなりますの」とか口々にざわめき立つ従業員たち。
そこで最古参の笠巻さんが「ちょ、みんなええか。あの、確かに社長はリストラせんかて済むように頑張りはった。でも、頑張って頑張って僕らのこと守ろとして無理重ねて、亡くなってしまいはったんや。めぐみさんは覚悟決めて、ここに立ってはる。俺らも覚悟決める時ちゃうか」とみんなを諭した。
ほんとに笠巻さんの存在とその演技を見てると、ドラマは主演や有名俳優だけでは成り立たないんやなと教えてもらえますね。
徹夜してリストラ対象3人を選び、それぞれにその旨を伝えるシーンがあり、1人目の稲本氏は「そうですか」とだけ告げるとその場を後にし、2人目の砂川氏は「なんで俺なんですか?」と聞くも、世話になった会社困らせたくないしな」と了承。そのシーンでやなり目が行ったのは左手の結婚指輪。家に帰って何て言おうってことで頭が一杯なはず。
ここで、めぐみさんと同席してた舞ちゃんが「あの、再就職先探すお手伝いさせてください」砂川氏に頭を下げると、「お嬢ちゃんも、こんなん手伝うて大変やなぁ」と告げてドアを出て行ったシーン。
ここは、私なら正直言って「別にあんたに手伝っていらんわ」て言うてるかなと思いながら見てたんですが、この場に娘が同席してるっていうのは、感情を逆なでするようにしか思えませんでした。
そして3人目の小森氏は「嫌です。退職勧奨ってことは、断る自由もあるってことですよね?ほな、断ります。俺、辞めません」とはっきり拒否をしたとこで、きょうの放送が終了しました。
きのうの放送で「私はお母ちゃんを助けたい」という舞ちゃんに「ほな、そうしたらええやん。誰かのために頑張ってる時の舞ちゃん幸せそうやし」と言ってくれた貴司くん。
これからも支えてあげてね。

コメント
3人辛いですね。
会社が存続するのになぜ自分たちだけって絶対に思うでしょうからね。
コメントありがとうございます。
プライドが傷ついてしまうのが辛いですね。