テレビ欄で見かけた「THE LAST GAME 2022」何の番組かと思って見てみると、『応援してくれたファンや支えてくれた家族に対して、最後の雄姿を見せる“場”を提供したい。今迄、感動や興奮を与えてくれた選手に感謝の気持を表したい』この想いからスカパー!が中心となり、パーソルグループがその想いに賛同し、本試合への協賛。現役引退を決断した選手のセレモニーを兼ねた試合を開催するというもののようで、今回が第2回目で12月18日にベルーナドームで開催された試合の様子がきょう午前6時から1時間放送されていました。
オリックス在籍選手としては、大引選手が「らしい」右打ちを見せて懐かしいなぁと思いましたし、鈴木優投手がマウンドに上がる様子も放送されていました。
5回表のマウンドに上がった鈴木優投手。高校時代は「都立の星」と言われた逸材で、150キロを超えるストレートを武器に、この日投げたベルーナドーム(当時はメットライフドーム)でプロ初勝利。
そのプロ初勝利を挙げた思い出のマウンドでのラストゲームに挑み、先頭打者を遊撃ゴロ、続く打者を三塁ファールフライ、三人目も二塁フライと三者凡退に打ち取り、最後のマウンドを笑顔で締めくくっていました。
放送されていた中に映し出されていた選手では、元阪神のドラフト1位伊藤隼太選手の打った瞬間わかる完璧なライトスタンドへのホームランはお見事でしたし、現役時代の背番号のユニフォームを掲げていたお母さんの前で、出場選手最年少22歳でプロではノーヒットで終わってしまった元埼玉西武の綱島龍生選手のレフト前ヒットには、涙ぐむお母さんの姿に思わず涙してしまいました。
伊藤隼太選手もスタンドで見守るお父さんの嬉しそうなインタビューが流されていて、どちらも親御さんの思いを考えると胸が熱くなり、両選手は最高の親孝行ができたと思います。
プロ野球の門を叩いた選手でも、引退試合なんてしてもらえるのは、本当に限られた選手だけで、ほとんどの選手は、シーズンオフに通告を受けてユニフォームを脱ぐ形になってしまうので、選手を子供の頃から支えてきた親御さんや、現役時代を支えた家族へもその姿を見せることが出来ますし、応援していたファンにとっても、その姿を見る事が出来るのはすごくいい企画だと思います。
ユニフォームはこの企画用のユニフォームで、現役当時のチームのユニフォーム姿ではありませんが、打撃フォームや投球フォームを見ればファンはわかりますし、こういう企画はぜひ続けて欲しいと思いますし、機会があれば観に行ってみたいですね。
参加した31人のその雄姿は、とても輝いていたと思いました。
THE LAST GAME 2022

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