NHKの朝の連続ドラマ小説「舞いあがれ!」
私が初めて朝ドラを見るきっかけになったのは、近鉄バファローズのユニフォームを着た登場人物が出るというのを見たから。
近鉄沿線の東大阪市が舞台のドラマとはいえ、当時でも決して多いとは言えなかった近鉄ファンを取りあげてくれてうれしいです。
「舞いあがれ!」と「アトムの童」で近鉄バファローズ
昨年は、このNHKの朝ドラ「舞いあがれ!」で、山口智充さん演じるお好み焼屋の大将・梅津勝が店頭で、
近鉄バファローズの三色帽子を被り、ユニフォームを着てお好み焼を焼き、
TBS日曜劇場の「アトムの童」では、塚地武雅さん演じる天才造形師の各務英次が近鉄の三色帽子を必ず被って登場。
2004年で球団が消滅して18年経った今に、なぜかドラマに近鉄バファローズが登場するという不思議な現象が。
懐かしさいっぱいで、このドラマを見ている近鉄ファンの方も多いのではないでしょうか。
梅津勝役 山口智充さんへインタビュー
1月25日に発売された、NHKドラマガイド・舞いあがれ!Part2の中で、山口智充さんと
近鉄バファローズで選手、監督として活躍された梨田昌孝さんへのインタビューが2ページも取り上げられています。
タイトルは「近鉄バファローズは俺たちの希望の星だった」
お好み焼屋の大将・梅津勝を演じる山口智充さんは、「勝はきっと、お好み焼きを焼くときはこのユニフォームじゃないと
ダメだと思っているのでしょうね。僕もずっとこのユニフォームを着て、すごく愛着を感じています」と話されています。
一人息子の貴司が就職した会社で適応できず退職し、旅をしながら自分の居場所を探したいと言った時に、父である勝は、
「お前とバファローズは、いつまでも俺の希望の星やで」と言葉をかけたのです。
放送ではこの時、山口智充さんが「バッファローズ」って言ったというのが話題になってましたが、
当時はバッファローズと言ってる人が多かったので、私はあれはわざとわざと言ったと思っています。
この放送は見ていて、なんか泣きそうになりましたね。
ちなみに、このお好み焼屋「うめづ」のマークは近鉄バファローズの猛牛マークにすごく似てるんですよ。
近鉄バファローズOB 梨田昌孝さんへインタビュー
「舞いあがれ!」は楽しく見ていますよ。近鉄のユニフォーム、今見るとすごく斬新ですね。当時の西本幸雄監督が、
こんなの着るのは恥ずかしいと言っていたのを思い出します(笑)
近鉄はごつい選手が多かったですが、ぐっさんも野武士のようで、近鉄のユニフォームがよく似あいますね。
近鉄を忘れかけていた人が「舞いあがれ!」を見てまた思い出してくれるのは、とてもうれしいです。
多くの近鉄ファンが見る「舞いあがれ!」
お好み焼「うめづ」の店内には近鉄バファローズが消滅してしまった後の年代設定の時も、
変わらず、ユニフォームや帽子、サイン、グランドコート、小旗、ペナント、いれこみ君まで飾られていて嬉しい限り。
メニューの中にも、近鉄いてまえ打線にちなんだ「いてまえ定食」や野茂投手を思い出させる「トルネード焼き」
ドラマは春までかと思いますので、終わると寂しくなりますが、近鉄バファローズを思い出させてくれたドラマとして、
「舞いあがれ!」を忘れることは、ないと思います。

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