リーマンショックで大きなダメージを受けている株式会社IWAKURAへ帰ってきた長男の悠人。
きょうは、悠人が主役の回でしたが、実家での食卓でのシーン、舞ちゃんと喫茶店で話すシーンでの悠人のセリフはすべて正論でしたね。
セリフの一言一言の重さが見てる側に伝わるシーンで、忙しい朝の時間ですが手を止めてテレビの画面に見入ってしまわれた方も多かったのではないでしょうか。
私が想像するには、長男の悠人は誰よりも実家の経営状態や借金の額とかを詳しく調べ、また分析してその結果をみて父に伝えたくて帰ってきたと思いました。
そして、損害が大きくなって父や母や妹の大事な家族が苦しまないように、心を鬼にして言ったんだと思うんです。
大抵の人間が、この損切りが下手でなぁ。
損失が出てんのに、いつか巻き返せるはずや思て、自分を信じて売ろうとせえへん。
ほんで損失が膨らんでくんねん。
なぁ、おやじ。借金、増えてってんねやろ。
傷が浅いうちに、工場売んの考えた方がええんちゃうん。
何でみんな損切りでけへんか教えたろか。
自分の失敗認めんのが怖いからや。
そやから、おやじも現実に向き合って、工場売んの考えたらどうや。
金にかえられんとか甘いこと言うて、結局おやじは現実見る勇気ないねん。
(舞)一緒に考えて欲しいねん、工場立て直す方法。
「断る」と言った悠人。
おやじが今やらなあかんのは、被害を最小限に食い止めることや。
これ以上、借金が増えんうちに工場売んのがいちばんええ。
(舞)工場売ってしもたら、みんな働くとこなくなるやん。
家族みたいに一緒に働いてくれた人らやのに。
「甘いな」
おやじがどんだけ工場のことを大事に思ってようが関係ない。
利益が出されへん会社は潰れるしかない。
(舞)何でそんなに冷たいんよ。ひと事みたいに。
お前にとっても、ひと事やろ。
(舞)ちゃうよ。工場のためにできることは何でもやりたいと思てる。そやから、商品のこん包の仕事始めて・・・
それは、お前の自己満足やろ。
お前、来年にはパイロットになって家、出ていくんやろ。
そのあと、工場がどうなんのか考えたことあんのか?
お前がやってることは、その場しのぎの親切やねん。
どうせ手ぇ離すんやったら、はなから助けん方がええ。
無責任やぞ。
誰よりも父や家族の事を思ってるいい息子やし、いい兄ちゃんやと思う。
妹に対して、甘い、自己満足、とズバッと言って気づかせることが出来るのも兄しかいませんもんね。
いい15分間を過ごさせてもらいました。
それだけに、最後に無理やり柏木に結びつける必要はなかったかなとは思いましたけどねw

コメント
最後を決めるのは難しい。もう少しやれば好転するかも、工夫出来るはずって誰もが思うから。
コメントありがとうございます。
ここの判断は本当に難しいと思いますが、
手遅れになるケースの方が多いと思います。