
今まで朝ドラを見たことがなかった私が、なんでこの『舞いあがれ!』を見るようになったかというのは、ドラマの中に近鉄バファローズのユニフォームを着た人の設定があるというのを知って、楽しみで楽しみで見るようになったので、その役の方のシーンは食い入るように見てしまいます。
貴司『うめづ」に帰る
きょうは、その近鉄ユニフォーム姿のお好み焼『うめづ』の大将・梅津勝(山口智充さん)の息子・貴司(赤楚衛二さん)が失踪してから、久しぶりに実家へ帰るシーン。
帰ってきた貴司の顔を見た途端、心配で心配で仕方なかった母・雪乃(くわばたりえさん)が、「このドアホ!」と頭を一撃するシーンは、大阪のおかんらしいシーンでしたね。
心配した分怒りが収まらない雪乃を、「おいおいおい、その辺にしとけ」と止める勝との夫婦のバランスの良さも絶妙な設定です。
「旅しながらその土地で働いて自分の居場所見つけたい」という貴司に、勝が
「お前がそう言うんやったら、やったらええ」
「ほんで、答え見つかったら教えてくれ」
「お父ちゃんもお母ちゃんもな、お前のことがわかりたいねん」
ほんまにええお父ちゃんやなぁ。ってほんとジーンとしました。
お前とバファローズはいつまでも俺の希望の星やで
さっきのシーンですが、その後に勝が、貴司に向かって
「こっからおらんようになってもな、お前とバッファローズはいつまでも俺の希望の星やで」
というシーンがありました。
バッファローズと「ッ」が入ってると言ってTwitterでは大騒ぎになってたようですが、このシーンは近鉄ファンの私からしたら、実はもっと深いシーンなんですよ。
「おらんようになっても」っていうのは、息子の貴司が旅に出ていなくなるというのと、近鉄が合併して無くなってしまったというのを絶対にかけてるのだと思うんですよね。
そして、たぶん自分自身もこの頃はこの設定の年代くらいだったと思うので、「お前とバッファローズはいつまでもお前の希望の星やで」のセリフは、自分も子供たちに対してそうだったと思い朝から胸に突き刺さりました。
この頃はもう大阪近鉄になってユニフォーム帽子も代わってたのですが、勝はずっとあの帽子とユニフォームなのも、まるで自分を見てるようで、やっぱり近鉄と言えばあのユニフォームと帽子なんです。
そして、そのバッファローズの件ですが、近鉄時代はバッファローズと言ってる方のほうが多かった気がしますので、当時のファン設定ですから山口智充さんが、わざとそう言ったのではないかと思ってみていました。
勝が出てくるシーンは、ほんとユニフォームに目が行ってしまって、内容が飛んでしまう事も度々ありますが、本当にこんな設定のドラマを作ってくださって感謝です。
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