大好きな近鉄バファローズのユニフォームを着て3色帽子を被った登場人物が出るという理由だけで、今まで見たことのなかったNHK朝の連続ドラマ小説を初めて初回から見る事になり、子役の浅田芭路のかわいい演技やベテラン高畑淳子さんの名演技に引き付けられて、これが皆さんがよく仰る朝ドラの魅力なんやなと思って見ていました。
が、ヒロインの舞ちゃんが航空学校に進学するという話がスタートした時、ドラマ素人の私でも、「あれ?なんか違う」とドラマの雰囲気もヒロインの舞ちゃんの感じも違和感を感じていたら、Twitterで脚本家さんと演出家さんが変わったと知り、同じドラマでそんなことがあるんやという事を知り、また、それで普段ドラマを見ない私でもわかるくらい感じが変わるものなのかと知りました。
それまで朝の忙しい時間ですがこの15分は真剣に見ていたのですが、この航空学校編になってからは、変にコミカルであったり、安っぽい恋愛ドラマっぽかったりで、一気に興味が削がれてしまい、そこまで真剣に見なくなっていました。
しかし、今週からまた脚本家さんや演出家さんが元に戻ると聞いていたので、楽しみに見てみると、見事に元の「舞いあがれ!」に戻っていましたし、ヒロインの舞ちゃんも元の舞ちゃんに戻っていました。
同じ俳優さんで同じストーリーのドラマが、脚本家と演出家が変わればこんなに雰囲気が変わってしまうのかというのは本当に勉強になりましたね。
同じ材料でも調理師さんが変われば全然違う料理になりますし、同じ歌でも歌手が変われば全然違う歌になりますから、映画やドラマもそういう事なんですね。
就職が延期になって五島に来た舞ちゃんに、都会の学校で馴染めず、母の美知留(辻本みず希さん)と環境を変えるために島にやってきた森重朝陽くん(又野暁仁くん)との日々が描かれていますが、この朝陽くん役の又野暁仁くんがまた名演技を見せてくれています。
又野暁仁(またの・あきひと)くんは、2013年2月生まれの9歳で、これまでNHK大阪製作の朝ドラ「スカーレット」(2019年後期)、「おちょやん」(2020年後期)、「カムカムエヴリバディ」(2021年後期)に連続で出演。「スカーレット」では、ヒロインの喜美子(戸田恵梨香さん)の息子、川原武志の子供時代、「おちょやん」ではヒロインの友人、洋子(阿部純子さん)の息子の若崎進太郎、「カムカムエヴリバディ」では「なあなあ、お兄ちゃんとお姉ちゃんアベックなん?」と、るい(深津絵里さん)と錠一郎(オダギリジョーさん)に話しかける野球少年として登場していた朝ドラの常連子役さんだったんですね。
また、朝の楽しみが戻ってきました。

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