ものづくりの町・東大阪で生まれ育った小学3年生の岩倉舞(少女時代・浅田芭路さん)は、身体が弱く熱を出しては学校を休んでしまう。環境を変えるため、母・めぐみ(永作博美さん)は舞を連れての東大阪から900キロ離れた故郷・五島列島へ。
ヒロイン岩倉舞の少女時代を演じる浅田芭路さん
ヒロイン岩倉舞の少女時代を演じているのは浅田 芭路さん(あさだ はろ)は平成25年生まれになってるので9歳。ほんとにかわいい女の子ですね。
プロフィールを見てると、まぁたくさんのドラマ、映画、テレビ、広告、雑誌に出ている名子役さんなんですね。今回も219人の中から選ばれたそうです。
NHKでは、前の朝ドラ「ちむどんどん」にも、砂川智の妹・サチ子で出演されていました。
大阪弁のイントネーションもすごく上手に話すので、てっきり関西の子かと思ったら、出身地が東京都になってるのでこれもビックリしました。
第3話では、お兄ちゃんへの手作りけん玉を作って、そこに「合かく」って書いてあったシーンが心に残りました。
五島列島
長崎県西部に位置する列島で、全島が長崎県に属し、人口は約7万人で、中通島・若松島・奈留島・久賀島・福江島の大きな5つの島および、その周辺の小さな島々合わせて152の島からなっています。
奈留島から南西の島々は「下五島(しもごとう)」と呼ばれ、対して若松島から北東は「上五島(かみごとう)」と呼ばれています。
五島の歴史の中でとりわけ有名なのが「潜伏キリシタン」ですが、これは16世紀にイエズス会の宣教師たちによってもたらされたキリスト教。
長崎はその布教の始まりの地としてたくさんの信徒を生みますが、やがてキリスト教が禁教となると多くの信徒が迫害を逃れてこの五島に移り住み、ひそかに信仰を続けました。
ほぼ全域が西海国立公園に指定されるなど、豊かな自然景観を有し、島々には数多くのカトリック教会が点在しており、2018年に世界遺産登録平成30年(2018年)6月30日、バーレーンの首都マナマで開催された国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第42回世界遺産委員会は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県、熊本県)を世界文化遺産への登録を決めました。
今回の撮影では、福江島と中通島で約2週間のロケが行われました。
五島名物『ばらもん凧』
『ばらもん』とは五島では『元気もん』という意味だと言われています。
子どもの健やかな成長や厄払いを願って、端午の節句に揚げられるばらもん凧は五島の福江島を代表する民芸品の一つです。
荒くれ者、元気者を意味する方言「ばらか」の勢いを体現するかのように兜の錣をくわえた鬼が鮮やかな色彩で描かれ、インテリアとしても人気が高く、正確な由来は不明ですが、長い歴史の中で絵柄のバリエーションも豊富になり、クリスチャンの象徴である十字架をあしらったものも見られます。
通常は90センチほどですが、今回の撮影では2メートルを超える巨大ばらもん凧を揚げるシーンが第2週放送で出てくるようですので注目です。
これは、体が弱い自分に自信を持てなかった舞が、自らの殻を破る重要な場面だそうです。
この巨大ばらもん凧を揚げるロケ場所に選ばれたの魚津ヶ崎公園(ぎょうがさきこうえん)は遣唐使船の寄港地と伝えられる歴史的に重要な場所で、眼下には五島の島々を一望できるビュースポットです。

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